東京, 12月29日, /AJMEDIA/
北海道帯広市で開かれているスピードスケートの全日本選手権は2日目の28日、女子3000メートルで20歳の堀川桃香選手が2位に大差をつけて優勝し、連覇を果たしました。
大会2日目の28日は、距離別の種目や500メートルと1000メートルを2回ずつ滑った総合成績で競うスプリント部門の1回目のレースなどが行われました。
このうち女子3000メートルには、去年のこの大会で高木美帆選手を抑えて初優勝し、11月のワールドカップ初戦のこの種目で銀メダルを獲得している堀川選手が出場しました。
堀川選手は大会前にインフルエンザにかかりベストコンディションではない中レースに臨み、最初の200メートルは全体12番目のタイムで通過しました。
しかし、その後はスピードに乗り、1周のラップタイムを31秒台から32秒台で刻む持ち味の粘りの滑りで4分7秒86でフィニッシュし、2位に7秒余りの大差をつけて優勝しました。
堀川選手はこの種目大会連覇で、前日の女子1500メートルに続いて2冠を達成しました。
レース後、堀川選手は「目標のタイムに届かず悔しいし課題が見えたレースだったが、優勝できたのはうれしい。3000メートルは私のメーン種目なので、現役を続けているかぎりこの大会で勝ち続けたい」と話していました。
高木 女子スプリント部門 1回目を終えてトップに
一方、これまでのオリンピックで7つのメダルを獲得し、2026年の大会を見据える高木美帆選手は、今大会、女子のスプリント部門にエントリーしています。
1回目の1000メートルでは序盤からスピードに乗り、前半の200メートルを全体トップのタイムで通過すると、後半も持ち味の持久力を生かした滑りを見せ、自身のシーズンベストを更新する1分14秒33で1位となりました。
高木選手は、今シーズン初めて出場した500メートルでは目標のタイムには届かなかったものの、38秒09でこちらも1位で1回目を終えてトップに立ちました。
レース後、高木選手は「500メートルでは自分がイメージしている滑りができなかったが、1000メートルでは修正して滑ることができた。あすの2回目は500メートルでよいタイムを出しにいくことを突き詰めていきたい」と話していました。