東京, 5月14日, /AJMEDIA/
【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）とＥＵ議長国スウェーデンは１３日、日本や韓国などインド太平洋諸国との閣僚会合をストックホルムで開催した。安全保障や気候変動対策などの幅広い課題の解決に向けた連携強化を確認する方針だ。覇権主義的な中国の動きを視野に、ＥＵとしても影響力を拡大し、巨大経済圏に接近したい思惑がある。
閣僚会合には、ＥＵ加盟国に加えてインド太平洋地域の約３０カ国が出席した。ＥＵのボレル外交安全保障上級代表（外相）は冒頭、インド太平洋地域は「経済面での隣人だ」と強調。安全保障の側面から「相互依存を深めなければならない」と述べた。
日本から出席した林芳正外相も、「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序」の確保に向け、両地域の結束が「死活的に重要だ」と訴えた。