東京, 6月25日 /AJMEDIA/
前回王者イタリアが土壇場のゴールで１次リーグ突破を決めた。負ければ敗退の可能性もあった中、起死回生の同点弾を決めたザッカーニは「とても幸せだ。言葉がない」と喜びをかみしめた。
苦しい展開だった。前半に数度のチャンスを決め損ねると、後半の立ち上がりにハンドでＰＫを献上。ＧＫドンナルンマの好セーブで事なきを得たのもつかの間、モドリッチに先制ゴールを奪われた。
その後も一進一退の攻防が続く中、歓喜の瞬間が訪れたのは、後半ロスタイム。ラストプレーかというところで、敵陣中央を持ち上がったカラフィオリのパスを受け、ザッカーニがゴール右上に鮮やかなシュートを流し込んだ。
スペイン、クロアチアと同居した激戦のＢ組で、苦しみながらも２位通過を決めた。決勝トーナメント１回戦ではスイスと対戦する。ザッカーニは「少しは突破を祝う時間があるけど、その後は次戦に向けて集中したい」と先を見据えた。