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「最強」新階級でも証明 一層膨らむ井上尚への期待―ボクシング世界戦

東京, 7月26日, /AJMEDIA/

階級を上げた最初の試合で、2団体王者を破った。フルトンは米専門誌リングによる全団体を通じたランキングで、最も評価の高い選手。井上尚はリング上のインタビューで「スーパーバンタム級最強のフルトンを倒すことができたので(自身が)最強と言えると思う」と語った。
階級の壁、問題にせず 井上尚、王者フルトン圧倒―ボクシング世界戦

 世界ボクシング協会(WBA)、国際ボクシング連盟(IBF)統一王者はタパレス(フィリピン)。ただ、同じ2団体王者とはいえ実力はフルトンより下とみられている。統一戦の機会を得られれば、史上初となる2階級での4団体統一の可能性は十分だ。
 35歳で引退する意向の井上尚は、スーパーバンタム級での戦いを「最終章」と位置付けているが、実力が抜きんでているだけに周囲の期待はそれにとどまらない。リング誌のフィッシャー編集長は「タパレスに勝った後には、彼が(1階級上の)フェザー級で何ができるかを見てみたい」と語る。
 米有力メディアは4月、フェザー級からライト級までの世界3階級を制したロマチェンコ(ウクライナ)が、井上尚と拳を交える可能性に言及したことを報道。6月には井上尚が所属するジムの大橋会長が、ユーチューブの番組でWBAライト級王者のデービス(米国)との将来的な対戦について語り、大きな反響を呼んだ。
 井上尚は「ファンの方がそういった試合を空想して話してくれているのはうれしいが、自分としては現実味のない話。今は何とも言えない」と苦笑い。だが、フルトンを破ったことで、ドリームマッチへの期待が膨らみそうだ。

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