東京, 11月04日, /AJMEDIA/
2日のニューヨーク株式市場はアメリカでインフレが長引くとの懸念が和らいだことから買い注文が増え、ダウ平均株価は500ドルを超える大幅な値上がりとなりました。
2日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は前日に比べて564ドル50セント高い、3万3839ドル8セントでした。
ダウ平均株価の値上がりは4日連続です。
2日、企業の賃金の負担を示す経済指標が市場予想を下回ったことなどから、アメリカで賃金の上昇が物価に転嫁されてインフレが長引くとの懸念が和らぎました。
これを受けて、アメリカの長期金利が低下したことに加え、前日にFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長の発言から、年内に追加の利上げが行われる可能性は低くなったとの見方が広がっていたこともあって、改めて買い注文が膨らみました。
IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数は前日と比べて1.7%の大幅な上昇でした。
市場関係者は「アメリカで追加の利上げは行われないのではないかという楽観的な見方が出たことも株価上昇につながった。3日に発表されるアメリカの先月の雇用統計で就業者数がどこまで伸びるかが今後のインフレに影響するとして関心を集めている」と話しています。