JR西、仕事スペースの予約決済サービス「+PLACE」を2023年春開始–全国の拠点が予約可能に

東京, 1月27日, /AJMEDIA/

 JR西日本は1月26日、コワーキングスペースなどの予約・決済ポータルサービス「+PLACE」を、2023年春に開始すると発表した。

 +PLACEは、場所と時間にとらわれない暮らしをサポートするサービス。全国のさまざまな仕事場の予約ができる。これまで各スペースのサービスを利用するには個々に会員登録が必要だったが、+PLACEで全国のサービスが同じアカウントから予約可能となる。

 予約が可能となる拠点は、JR東日本の「STATION BOOTH」、テレキューブサービスの「テレキューブ」、JR西日本不動産開発の「Work PLACE COCOLO」など。西日本エリアに留まらず、全国の施設の予約が可能となるという。対象施設は、サービス開始以降順次拡大するとしている。

 施設の予約は、同社が提供する移動生活ナビアプリ「WESTER」で対応。WESTER会員であれば誰でも利用できる。アプリ上の経路検索機能から、利用する列車の検索や予約と同時に+PLACEサービスの予約が可能。予約したスペースの利用時には、端末上で操作することで入室できる。

 JR西日本はこれまで、鉄道事業などを中心として、駅ナカビジネスなどの周辺事業もあわせて提供するという、移動が中核となるビジネスモデルを展開してきた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大によって利用者の動向が変化し、移動が必然的なものではなくなった。これを受けた同社は、従来のビジネスモデルをリモデルし、グループ各社の既存アセットを活かした、新たな領域への挑戦に踏み切ったとしている。

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