東京, 10月27日, /AJMEDIA/
JAXA=宇宙航空研究開発機構は基幹ロケットの相次ぐ打ち上げ失敗などを受けて組織体制の課題などを検討する内部の委員会を先月設置し、今年度末までをめどに報告書をとりまとめるために、作業を進めていることを明らかにしました。
これは、打ち上げに失敗した新たな主力ロケット「H3」の失敗原因などを検討する、文部科学省の有識者会議のなかでJAXAが26日明らかにしました。
JAXAをめぐっては去年からことしにかけて、固体燃料式の小型ロケット「イプシロン」6号機と、新たな主力ロケット「H3」の2つの基幹ロケットの打ち上げが失敗するなど深刻な問題が相次いでいます。
JAXAは組織体制やプロジェクトの進め方などの課題を明確し、改善策を検討するために「マネジメント改革検討委員会」を先月28日付けで設置し、今年度末までをめどに報告書をまとめるために作業を進めているということです。
これまで人手不足などの課題を指摘する声が寄せられているということです。
また、26日の会議では「H3」の初号機の失敗要因について、原因を3つにしぼり込んだうえで、これまでのロケットで実績がある機器に対しての確認が不足していたなどとする報告書がまとめられました。