東京, 1月14日, /AJMEDIA/
地震などの災害発生後、速やかに衛星画像から建物の被害を推定できるプログラムを、JAXA=宇宙航空研究開発機構が開発することになりました。熊本地震で被害を受けた住宅およそ20万件のデータを学習させ、被災前後の衛星画像を比べることで、1棟単位で被害を推定するとしています。
このプログラムは、地震直後に被害が大きい地域を把握することで、迅速な救助などにつなげたいと、JAXAが開発するものです。
熊本地震で被害を受けた住宅およそ20万件のデータを学習させ、被災前後の衛星画像の違いから被害を推定する仕組みです。
全国どこでも発災後、衛星で撮影してから数時間以内に1棟単位で建物の被害を推定でき、数年以内の実用化を目指すとしています。
能登半島地震では各地で道路が寸断されたことで、被害の把握に時間がかかったとされていて、JAXAでは、プログラムを迅速な救助活動などに役立ててほしいとしています。