iPhoneユーザーは今すぐiOS 18.3に更新を–アプリの権限が意図せず昇格するバグを修正

東京, 2月4日, /AJMEDIA/

Appleは1月27日にiOS 18.3をリリースした。iOS 18.2の公開から1カ月以上経過してのアップデートで、Apple Intelligenceの通知サマリーなどいくつかの機能が微調整されているほか、複数のバグも修正されている。Appleによると、そのバグの一部は以前のiOSバージョンで実際に悪用されていた可能性があり、不正アクセスを許す恐れがあったという。

 アップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で「今すぐアップデート」をタップし、画面の指示に従えば完了する。

 今回のアップデートでは20以上のバグが修正されているが、中でもCore Mediaフレームワークに関する問題は実際に悪用されていた可能性がある。このフレームワークは、iPhoneの音声や映像の処理を管理する仕組みだ。

 アップデート時のCVE(Common Vulnerabilities and Exposures)の記載によれば、アプリの権限がユーザーの意図に関係なく昇格される恐れがあったという。セキュリティ研究認定団体EC Councilによると、権限が昇格されると悪意ある第三者がデバイス内の機密データにアクセスしやすくなる。iOS 18.3にアップデートしておけば、こうした不正アクセスを防げる。

 Appleはオンラインで、このバグがiOS 17.2より前のバージョンで悪用された可能性があると報告を受けていると説明している。ただ、より新しいバージョンにも影響があったかどうかは定かではない。とはいえ、現時点で最大限の保護を得るためには、すぐにアップデートしておくのが賢明だ。

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