東京, 02月15 /AJMEDIA/
IOC=国際オリンピック委員会は、この夏のパリオリンピックに「中立な立場の個人資格の選手」として参加を認めたロシアとベラルーシの選手について、参加条件を満たしているかどうかを独自に審査する委員会の設置を決めました。
IOCは去年12月、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアとその同盟国・ベラルーシの国籍を持つ選手のパリオリンピックへの参加について、『AIN』と呼ばれる国や地域を代表しない「中立な立場の個人資格の選手」として参加を認めると発表しました。
その上で、参加の条件として軍の関係者や軍事侵攻を積極的に支持する選手は認めないなどとしました。
IOCは13日、この参加条件を満たしているかどうかを独自に審査する委員会の設置を決め、各国際競技団体に対し、文書で通知しました。
それによりますと、対象の選手やスタッフについて各競技団体や関係者からの情報をもとに審査し、通過した選手にのみ個人宛ての招待状が送られるということです。IOCは、来月中旬までに委員会の構成メンバーなどを決定するとしています。
ロシアとベラルーシの選手については、ウクライナのオリンピック委員会が参加条件を満たしていない選手がいるとしてIOCに調査を依頼していたほか、国際競技団体からも審査の基準が明確でないなどといった意見が出ていました。