H3ロケット 新形態の打ち上げに向けた最終試験 延期に JAXA

東京, 5月16日, /AJMEDIA/

日本の主力ロケット「H3」について、JAXA=宇宙航空研究開発機構は、補助ロケットを使わないことで価格を低く抑えた新たな形態の打ち上げに向けて、今月予定していた最終的な試験を延期すると発表しました。試験に向けた点検作業中に想定と異なるデータが出て、詳しく評価するためだとしています。

これは16日、鹿児島市で行われた会合でJAXAの有田誠プロジェクトマネージャが明らかにしました。

JAXAは今年度、2本の補助ロケットを使わないことで打ち上げ価格を低く抑えたH3ロケットの新たな形態を6号機として打ち上げる計画で、打ち上げ前の最終的な試験を今月26日に鹿児島県の種子島宇宙センターで行うことにしていました。

しかし、試験に向けた点検作業中に想定と異なるデータが出て、詳しく評価する必要があるとして、最終的な試験を延期すると発表しました。

試験の新たな日程は未定で、有田プロジェクトマネージャは「各種の点検作業をする中で、『これは』というデータが見られた。起きてから間もないところもあって鋭意調査中だが、慎重に評価するために少し時間をいただきたい」と話していました。

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