東京, 10月31日, /AJMEDIA/
G7=主要7か国が生成AIの活用や規制に向けて共通のルール作りを目指す「広島AIプロセス」で、開発者を対象にした行動規範と指針がまとまりました。生成AIが作成したコンテンツかどうかを見分けられる手段の開発と導入を求めています。
学習データに基づいて文章や画像をみずから作る生成AIをめぐっては、ことし5月、G7各国が議論の枠組みとなる「広島AIプロセス」を設置し、規制や活用に向けた共通のルール作りについて議論を進めています。
このうち、開発者を対象にした行動規範と指針がまとまり30日、G7各国の首脳の間で合意しました。
この中では、開発者に対し、利用者が生成AIを適切に使用できるよう、その能力や限界を明確にすべきであるとしています。
そのうえで、安全性などを確保するため、開発者は政府や市民との間で、責任ある情報共有が必要だとしたほか、生成AIが作成したコンテンツかどうかを利用者が見分けられる手段を開発し、導入することなどを求めています。
広島AIプロセスでは、今後、利用者や、サービスを提供する事業者のルールなどについて、年内に取りまとめることにしています。