COP29 日本などG7に「化石賞」 “温暖化対策に消極的と判断”

東京, 11月16日, /AJMEDIA/

アゼルバイジャンで開かれている気候変動対策の国連の会議「COP29」にあわせ、国際的な環境NGOグループは、日本など、G7=主要7か国を温暖化対策に消極的だと判断した国に贈る「化石賞」に選んだと発表しました。

「化石賞」は、世界のおよそ2000の環境NGOで作るグループが、温暖化対策に消極的だと判断した国に対し、皮肉を込めて、COP会期中に連日贈っていて、15日、最初の「化石賞」にG7の国々を選んだと発表しました。

G7を選んだ理由については「途上国を支援する資金の目標金額を一切提案せずに会議に臨み、議論の進展を妨害している」として、今回の会議で主要な議題となっている途上国のための資金供与に関して責任を果たしてこなかったためだとしています。

また、日本については「パリ協定で定めた世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑える努力をするという目標に沿うため、温室効果ガスの排出量を2035年までに2013年と比べて81%削減する必要がある」としています。

「化石賞」が発表された首都バクーの会場では、カナダや日本、アメリカの環境NGOの代表者がそろって登壇し、「化石賞」のトロフィーを受け取っていました。

登壇した日本のNGOの男性は「日本は気候資金の目標について積極的に貢献し、削減目標も野心的なものにするべきだ」と訴えていました。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts