70年ぶりに発見された映画 “名探偵 金田一耕助” 上映会 開催

東京, 1月26日, /AJMEDIA/

1950年代に公開されたあとフィルムの所在が分からなくなり、去年、70年ぶりに発見された名探偵、金田一耕助の映画がこのほど修復され、26日、ファンに向けた上映会が開かれました。

1954年に公開された横溝正史の小説が原作の映画「悪魔が来りて笛を吹く」は、長くフィルムの所在が分からなくなっていましたが去年、発見され、映画会社が修復作業を行っていました。

修復費用の一部はクラウドファンディングを募ったところ、目標を大きく上回る630万円余りが寄せられ、26日は東京 銀座の映画館に寄付した人たちを招いて、70年ぶりの上映会が開かれました。

この作品は、貴族の屋敷で起きた殺人事件をめぐる物語で、謎に挑む金田一耕助を当時の時代劇スター、片岡千恵蔵さんが演じています。

傷や劣化した部分はおよそ半年かけて修復され、スーツ姿でアクションも見せる二枚目の金田一の姿が当時の鮮明な映像で映し出されました。

上映のあとには、フィルムを発見した二松学舎大学の山口直孝教授らが登壇して、原作小説との違いなどを説明し集まったおよそ200人のファンが熱心に聞いていました。

埼玉県の60代の男性は「千恵蔵さんの金田一は石坂浩二さんと比べてダンディーすぎますが、それもいいと思います。どんどんほかの映画も発掘されてほしい」と話していました。

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