東京, 5月7日, /AJMEDIA/
【ワシントン時事】米財務省高官は5日、連邦政府の借入限度額である「債務上限」の引き上げ問題への対処で、イエレン財務長官の来週の訪日日程が「若干短縮された」と明らかにした。イエレン氏は11~13日に新潟で開催される先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議に出席するが、他の予定はない。米国の財政資金枯渇が来月1日に迫る中、対応に追われている状況が浮き彫りとなった。
高官は「イエレン氏は外遊中も、債務上限問題に関連した最新の動向に関し、密接に連絡を取り続ける」と強調。ただ、「世界経済に影響を及ぼす問題について注意喚起するため、G7に出席することが重要だ」と述べた。イエレン氏はG7で、相次ぐ銀行破綻にもかかわらず、米国の経済は強固で、銀行システムは健全だと説明するという。