3年ぶりの「船乗り込み」 歌舞伎俳優らが顔見せ 大阪 道頓堀

東京, 6月30日, /AJMEDIA/

来月3日から大阪で始まる歌舞伎の夏の公演「七月大歌舞伎」を前に、歌舞伎俳優たちが船に乗って顔見せをする大阪の夏の風物詩「船乗り込み」が行われました。

「船乗り込み」は、歌舞伎俳優が船に乗って行う、江戸時代に始まった顔見せの行事で、大阪の夏の風物詩となっていますが、新型コロナの影響でおととしと去年は中止され、3年ぶりに行われました。

来月3日から始まる公演を前に、29日は、出演する中村鴈治郎さんや松本幸四郎さんなど、歌舞伎俳優13人が船に乗り込みました。

一行は市内の川をめぐったあと、歌舞伎ファンからの拍手や紙吹雪で出迎えられる中、道頓堀の戎橋のたもとに到着し、演目や役を演じる俳優を紹介する「口上」を行いました。

このあと、公演が行われる大阪松竹座で、歌舞伎俳優が1人ずつ公演に向けた抱負を述べ、最後に出演者たちが「大阪締め」で公演の成功を祈りました。

「七月大歌舞伎」は来月3日から24日まで行われ、当初、出演予定だった人間国宝の片岡仁左衛門さんは、体調不良のため初日から当面、休演するということです。

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