25周年を迎える「lain」の岩倉玲音がAIキャラに–対話型AIサービスとして会話が可能

東京, 9月7日, /AJMEDIA/

Aniqueは9月5日、アニメ放送などが行われた作品「serial experiments lain」(lain)をテーマに、同作の主人公である岩倉玲音との新次元のコミュニケーションを可能にする「AI lain」を発表した。

 「lain」はオンラインの集合無意識をテーマとした作品で、1998年にTVアニメの放送やゲームが発売されたメディアミックスコンテンツ。AI lainは、本物の声を発する玲音とビデオ通話を楽しむ対話型サービスとなっている。6カ月間の期間限定。
原作を元にした人格設定となっており、原案プロデューサー監修の公式アニメキャラクターAIであり、岩倉玲音の声優(CV:清水香里)による、1998年当時の収録テープをもとにして、本物の“玲音の声”を使用しているという。そのためテキストだけでなく、玲音の温もりのある声での会話が可能。「lain」の世界を反映した会話内容となっており、親密度機能により、玲音の話し方や表示される玲音のビデオ映像が変化するという。AI音声プラットフォームなどを手がけるCoeFontが、同社の音声生成技術により玲音の声をAI音声化。日本語と英語に対応している。

 有料会員であれば、玲音に覚えてほしい情報を伝えることが可能。定期的に新しい知識として玲音にもたらされるようになっている。こうして、参加するユーザーと玲音を作っていき、育てていく過程を楽しめるようになっている。また、ChatGPTなどのLLM(大規模言語モデル)をベースに進化を続けていくという。このほか、「lain」に登場するWIREDになぞらえた「共有機能」も提供。玲音とユーザーで会話した特別な瞬間や感動をユーザー間で共有可能としており、玲音を中心にユーザー同士を繋げる新しいコミュニケーション体験の提供するという。

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