2024年F1 アゼルバイジャンGP 決勝:11位以下 ドライバーコメント

東京, 9月17日 /AJMEDIA/

F1アゼルバイジャンGPの決勝で11番手以下だったドライバーのコメント。2024年のF1世界選手権 第17戦 アゼルバイジャングランプリの決勝レースが9月15日(日)に行われた。

角田裕毅(RB)はオープニングラップでのランス・ストロール(アストンマーティン)との接触が原因でリタイア。のちにストロールもブレーキの問題でリタイア。また、ラスト2周では表彰台を争っていたセルジオ・ペレス(レッドブル)とカルロス・サインツJr.(フェラーリ)が衝撃的なクラッシュで両者リタイアとなった。

11位:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
「率直に言って、予想以上にうまくいっていた。今日はリズムとペースをつかむことができたので、とても満足している。残念ながら、最後の数周でいくつかの問題に直面し、最後に事故が起こったので不意をつかれた。僕としては、ストレートで大惨事があったので、そのままセーフティカーか、あるいは赤旗が出されると思っていた。その後、グリーンフラッグが振られたが、そこでポジションを失い、残念ながら結果も残せなかった。トラック全体がデブリだらけで、前の車に遮られて見えなかった大きなデブリを踏んでしまった。最後の2周はかなりクレイジーだったが、残念ながら僕たちには有利には働かなかった」

12位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「ドライビングの観点から言えば、今シーズンで最高のレースのひとつだったと言える。18番グリッドから良いスタートを切って、コーナーやラップごとに限界に挑み、マシンから最大限の力を引き出すことができた。チェッカーフラッグで12位という結果に終わったが、これ以上できることはあまりなかった。一方で、単純に、僕たちは今週末、あまりにも遅すぎた。戦略に賭け、後半に何かアクションがあるかもしれないと期待してロングランを敢行した。しかし、結局は遅すぎたため、その恩恵を受けることはできなかった。金曜日から前進はしたが、チームにとっては明らかに厳しい週末だった。僕たちはこれを克服し、シンガポールではより良い週末のパフォーマンスを披露しなければならない」

13位:ダニエル・リカルド(RB)
「タフなレースだった。スタートはよく、前方ではミディアムタイヤのマシンたちが苦戦をしていたので、追いつくことができた。ハードタイヤを履いていたのでロングランを走ってペースを見つけようとしていた。しかし数周走るとグレイニングが多く発生し10周以上にわたって悪化したため、ペースを落としてしまった。ほかのマシンはグレイニングをうまく解消していたようだったけど、僕たちはより時間がかかった。その後はまた少しペースを取り戻すことができたけど、順位を大きく落としてしまった。このようなグレイニングは経験したことがなく、ラップタイムの振れ幅は最大4秒にもなった。なぜこのような長い間多くのグレイニングが発生していたのか、原因を追究しなければなたない。次戦のマリーナ・ベイ・ストリートサーキットは好きなサーキットなので、よい週末になることを願っている」

14位:周冠宇(ザウバー)
「僕のほうは、レースはスムーズに、クリーンに運んだと思う。チームは戦略をうまく実行してくれたが、ポイント獲得を狙えるほどのペースではなかった。とはいえ、特にレース運びの面で今週末の進歩は心強い。他の数チームと互角に戦うことができたのはポジティブな兆候だ。まだ長い道のりが残っているが、まだ望む位置にはいないことは承知している。チーム一丸となって戦い続け、ギャップを縮めていく」

15位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「バクーでの週末は残念な結果に終わり、レースも難しいものとなった。 今は早く気持ちを切り替えて、数日後にシンガポールで行われる次のレースに集中したい。 チームとして気持ちを切り替えて、パフォーマンスを最大限に引き出し、レースに備え、ポイント獲得のチャンスを掴むために、可能な限りの走行時間を最大限に活用することに集中する」

アゼルバイジャングランプリ

16位:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
「僕たちにとっては厳しい一日だった。戦略を分けて、最大限の利益を得ようとしたが、結局うまくいかなかった。主な問題は、スタート時のミディアムタイヤの急速なデグラデーションで、早めのピットストップを余儀なくされた。ハードコンパウンドではマシンの感触が良かったが、そのタイヤでさえ終盤には苦戦を強いられた。いくつかの幸運にも恵まれ、いくつかのライバルが戦列を離れたにもかかわらず、バランスの取れたスティントを達成できず、ポイント獲得を逃した。今は気持ちを切り替えて、シンガポールで再挑戦だ」

DNF:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「今日はとても不運だった。カルロスとは決して接触したくなかったし、週末をこんな形で終わらせるのはお互いにとって最悪の結果だ。2コーナーを抜けた時には車間距離が十分にあり、シャルルが内側に寄ってきたのでカルロスは彼からトウを得ようとした。スピードを上げて素早く動いた彼は僕のフロントタイヤに接触し、僕にとってはゲームオーバーだった。チームとチャンピオンシップにとって残念な結果だ。今日のレースと週末ずっとやってきた仕事を考えると、誰にとっても受け入れがたいことだ。チームには本当に申し訳なく思うけど、ペースが戻ったのは良いことだ。車の変更により、再び競争力を取り戻したようだ。僕たちは勝利を目指して戦っていたし、良い結果が出そうだった。それが今日の教訓だ。これまでの進歩を持続し、今後のレースでは非常に強い結果が出せることを願っている」

DNF:カルロス・サインツJr.(フェラーリ)
「本当に残念だ。クラッシュしてしまったが、チェコ(ペレス)も僕も無事だったことが何よりだ。しかし、もちろんフラストレーションは溜まる。いつもと同じように通常のレーシングラインを走っていて、他の周回と同じように何も変なことはしていなかったので、リアタイヤに接触があるとは思ってもみなかった。レースの一部ではあるが、痛いし、今日は多くのポイントを失ってしまった。とても良いレースができていたし、ペースも良かった。3位、あるいは2位も可能だったと思うが、結果は結果だ。気持ちを切り替えてシンガポールに集中する」

DNF:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「最初のラップで角田(裕毅)と接触した時点で、僕のレースはほぼ終わっていた。僕はイン側に飛び込んだ。彼が僕に気付いていたかどうかはわからないけど、彼がドアを閉めたので、僕はパンクしてピットインしなければならなかった。オープニングラップでは全員が全力でレースをしていて、こういうことは起こり得るけど、そのせいで残りのレースでは後手に回ってしまった。残り9周でブレーキペダルに問題を感じ始め、周回を重ねるごとに悪化していった。ここはリスクを冒すようなサーキットではないし、ポイント圏内からは程遠かったので、車をリタイアさせるのは当然でだった。フラストレーションのたまる週末だったけど、シンガポールが楽しみだ」

DNF:角田裕毅(RB)
「2大会連続でリタイアとなってしまい、とても悔しいです。レースはあまりにも短く終わり、難しいとは感じていましたがなにが起こるか分からない市街地レースで、ポイント獲得のチャンスを失ってしまいました。12番手は理想的なスタートポジションではなく、ダメージを受けるリスクも多くありました。予選でトップ10入りを果たせば、よいスタートも切れたはずです。コース上で起こったことについては、ランス・ストロール選手(アストンマーティン)は必要のない動きを取ったのではないかと感じています。あのように「なにも失うものはない」かのようなアプローチの仕方をして彼がなにをしたかったのかは分かりませんが、彼にとって楽な状況をつくるつもりもありませんでした。期待していたレースの終わり方ではありませんでしたが、次戦のシンガポールでは強くなって戻ってきます」

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