東京, 02月22日 /AJMEDIA/
1月に日本を訪れた外国人旅行者は260万人余りと、インバウンド需要の回復を背景に、新型コロナの感染拡大前とほぼ同じ水準となりました。
日本政府観光局によりますと、1月に日本を訪れた外国人旅行者は推計で268万8100人で、2か月連続で250万人を超えました。
新型コロナの感染拡大前の2019年1月は268万9300人余りで、ほぼ同じ水準となりました。
国や地域別では
▽韓国が85万7000人と最も多く
▽次いで台湾が49万2300人
▽中国が41万5900人
▽香港が18万6300人などとなっています。
日本政府観光局は「韓国や台湾などアジア圏の幅広い国や地域からはコロナ禍前を上回る旅行者が訪れている。アメリカやオーストラリアからの旅行者も円安の影響もあって増加したことが需要の回復につながったとみられる」と分析しています。
一方で、中国からの旅行者は回復傾向ではあるものの、コロナ禍前の2019年1月と比べると半数ほどにとどまっていて、日本政府観光局は「中国は不動産市場の低迷の長期化で景気の先行きに不透明感が広がっていることも影響しているとみられる」としています。