G7声明、異例の前倒し ゼレンスキー氏出席影響か―広島サミット

東京, 5月22日, /AJMEDIA/

先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)は21日の最終日を待たず、20日に首脳声明を採択した。前倒しで発出するのは異例。21日はウクライナのゼレンスキー大統領が討議に対面出席したため、核軍縮などの「成果」に対する関心の低下を避ける狙いもあったとみられる。
G7、軍事・財政で支援継続 ゼレンスキー氏対面参加―広島サミット閉幕

 磯崎仁彦官房副長官は20日深夜、記者団に「G7首脳のみによる討議が終了したので発表した」と説明した。だが、英文の声明が20日午後3時半すぎに公表されたのに対し、日本語による「仮訳」の発表は21日午前8時すぎだった。
 日本政府関係者は、イタリアのメローニ首相が同国北部の豪雨被害を理由に急きょ帰国する可能性があったためだとも指摘した。実際、メローニ氏は21日の討議を欠席した。

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