12億個の星空再現 新プラネタリウム公開―横浜

東京, 12月2日, /AJMEDIA/

 横浜市の「はまぎんこども宇宙科学館」のプラネタリウムが1日、リニューアルオープンした。大平技研(横浜市)の新投影機「メガスターIIA」が導入され、直径23メートルのドームに1等星から20等星まで約12億個もの星が映し出される。これらの星々は欧州宇宙機関の宇宙望遠鏡「ガイア」の観測による最新の公開データに基づくという。
 11月30日には内覧会が開かれ、近所の小学生らが天の川や夏と冬の大三角などに歓声を上げた。投影される星の数のギネス世界記録にも挑戦したが、専門家による暗い星の判別作業が難航し、結果発表まで時間がかかる見通しとなった。
 大平技研の大平貴之社長は内覧会後、「見えるか見えないか分からないぐらいの星を再現することで、宇宙には無限の広がりがあることを感じていただければ」と語った。
 来年はプラネタリウム誕生から100周年。館長を務める的川泰宣・宇宙航空研究開発機構名誉教授は「これから何回も世界一の星空を皆さんに見てほしい」と話している。

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