預言者への発言に怒り 中東各国、インドに反発

東京, 6月7日, /AJMEDIA/

モディ政権の与党インド人民党(BJP)の報道担当者がイスラム教の預言者ムハンマドを侮辱したとして、中東各国に怒りの声が広がっている。インド大使を呼び出して抗議したり、スーパーの棚からインド製品が撤去されたりする事態に発展している。
 問題となったのは、BJPの報道担当者ヌプル・シャルマ氏が先週、テレビの討論番組で語った、ムハンマドの最も若い妻との関係をめぐる発言だった。
 これを受け、カタールは5日、「イスラム恐怖症だ」としてインドに謝罪を要求。アラブ首長国連邦(UAE)も「宗教の象徴を尊重する必要がある。ヘイトスピーチ(憎悪表現)に反対する」と非難した。
 反発に慌てたBJPは5日、シャルマ氏を「党の立場と相いれない見解」を理由に停職処分にした。ヒンズー至上主義のBJPはインド国内のイスラム教徒への弾圧がしばしば国際的に非難されてきた。しかし、今回ばかりは「全宗教を尊重する」と訴えている。

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