韓国、離散家族再会の会談提案 北朝鮮の受け入れは望み薄

東京, 9月8日, /AJMEDIA/

韓国の権寧世統一相は8日、記者会見し、北朝鮮に離散家族再会に向けた当局間会談を提案した。ただ、南北関係が冷却している上、北朝鮮は新型コロナウイルス対応で外部との交流を遮断しており、応じる可能性は低そうだ。
 10日に民族の伝統的祭日である秋夕(中秋節)を控え、権氏は「離散家族は80~90代の高齢だ。少人数の単発の再会では足りない。迅速かつ根本的な対策を取るべきだ」と訴え、定期的な再会を目指す考えを示した。コロナの状況を考慮し、オンラインの面会も検討する。
 北朝鮮側に統一相名義の通知文の送付を試みているが、受理するかは不透明。拒否されても「提案を続ける」と語った。
 離散家族再会は南北首脳会談が行われた2018年を最後に途絶えている。韓国はかねて積極的だが、北朝鮮は南北の生活水準の差が表れないよう服などの準備をしたり、参加者に思想教育を施したりする必要があるため、もともと消極的だ。

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts