静岡も減額取り消し 生活保護訴訟、全国11件目―地裁

東京, 5月31日, /AJMEDIA/

国が2013~15年に生活保護基準額を引き下げたのは違法だとして、静岡県内の受給者ら6人が減額処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が30日、静岡地裁であった。菊池絵理裁判長は厚生労働相の裁量権の逸脱が認められるとして、処分を取り消した。
 同種訴訟は全国29地裁で起こされており、地裁判決は21件目。処分取り消しは11件となった。
 判決で菊池裁判長は、物価下落などを理由とした保護基準見直しについて「統計などの客観的数値との関連性や専門的知見との整合性が認められない」と指摘。厚労相の引き下げ判断の過程に「過誤、欠落がある」と判断した。

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