関連会合であいさつ、秘書出席 旧統一教会めぐり閣僚

東京, 8月3日, /AJMEDIA/

 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係をめぐり、2日の閣議後記者会見で各閣僚から発言が相次いだ。萩生田光一経済産業相は関連イベントであいさつしたことを、野田聖子少子化担当相は関連団体が共催した会合に祝電を送って秘書が代理出席したことを、それぞれ明らかにした。
 萩生田氏は「誘われた会合の冒頭であいさつした事実はあった」とした上で、「承知の上でお付き合いしているのではなく、地元の皆さんの中に関係者がいたのかもしれない」と述べた。
 野田氏は「(旧統一教会とは)考え方が違い、支援というより批判を頂く立場だった」と説明。「(関連団体とも)距離を置いていたが、共催という形だったので見過ごしてしまった。今後は気を付けたい」と語った。
 過去に選挙運動を手伝ってもらった岸信夫防衛相は「さまざまな社会的問題が浮上してきている。関係をしっかり見直していかなければいけない」と表明した。
 閣僚では末松信介文部科学相と二之湯智国家公安委員長も接点を認めている。末松氏は「今後はしっかり見極め、慎重に対応していきたい」と強調。次の内閣改造で退任し、政界を引退する見通しの二之湯氏は「議員活動はもうない。関係は自然と消滅していく」と述べた。
 一方、鈴木俊一財務相は旧統一教会との関係について「一切ない」と述べた。林芳正外相、西銘恒三郎復興相、牧島かれんデジタル相も関わりを否定した。

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