門田さん、病と闘った引退後 脳梗塞や腎不全―プロ野球

東京, 1月25日, /AJMEDIA/

 現役引退後の門田博光さんは、関西を中心に野球解説者として活躍。一言ずつ言葉を選ぶように、投手と打者の駆け引きや打撃技術を的確に語った。2005年秋に脳梗塞で入院。懸命のリハビリで日常生活を取り戻した。
 翌06年1月に野球殿堂入り。しかし、その晴れやかな記者会見場で、門田さんは独り、寂しげだった。「終着駅に来たかな、という気もします」。現役時代から患っていた糖尿病が悪化。足が不自由な様子で、最高の栄誉を喜ぶはずの受賞スピーチも、つい弱気な言葉になった。
 「足が少し不自由になった、ぐらいに書いてください」。現役時代の豪快なスイングのイメージが強いだけに、気落ちした姿は痛々しかった。
 その後も17年には週刊誌で、腎不全で透析を受けていることを明かした門田さん。病と闘う日々を送っていた。

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