“鈴木姓のルーツ” 和歌山 海南で「鈴木屋敷」復元完成祝う

東京, 3月31日, /AJMEDIA/

「鈴木」という姓のルーツの地とされている和歌山県海南市で「鈴木屋敷」が復元され、30日に関係者が式典を開いて完成を祝いました。
海南市などによりますと、鈴木姓は平安時代にこの地に住み始めた鈴木一族が熊野信仰を全国に広める中で広まったとされています。

藤白神社の境内にある「鈴木屋敷」は、一族が拠点としていましたが、長年空き家になっていて老朽化したことから、地元の有志などが寄付などで集めたおよそ1億8000万円で、おととしから復元工事を進めてきました。
30日は関係者およそ40人が出席してしゅんこう式が開かれ、神職が祝詞をあげたあと、一族にゆかりがあるとも言われる鉄砲隊にふんした5人が火縄銃で祝砲を撃ち、完成を祝いました。

屋敷は木造平屋建てで庭園も整備され、復元前に使われていた柱や瓦など一部の資材を再利用しているということです。

屋敷は今後、鈴木姓の歴史や熊野古道について学べる施設などとして使われる予定です。

「鈴木屋敷復元の会」の平岡※ヒロ己事務局長は、「喜びもひとしおです。全国の鈴木さんに一度は訪れてもらいたいですし、鈴木姓ではなくても一族の歴史を感じてもらいたいです」と話していました。

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