走りだした五輪女王 元テニスのプイグさん

東京, 5月12日, /AJMEDIA/

2016年リオデジャネイロ五輪テニス女子シングルスを制し、カリブ海に浮かぶプエルトリコに史上初の金メダルをもたらしたモニカ・プイグさん(29)が新たな目標に向かって、文字通り走りだした。来年までに世界6大マラソンを全て完走することを目指している。
 プイグさんは、度重なるけがに悩まされ、昨年6月に現役を引退。米スポーツ専門局ESPN(電子版)によると、元テニス選手で、熱心なランナーでもある夫のラキットさんの影響でマラソンを始めた。初挑戦は、同11月のニューヨークシティー・マラソン。あちこちに見えるプエルトリコ旗と応援してくれるファンを見て涙がこぼれた。故郷の代表として活躍する感覚を再び味わい「新しい目的が見つかった」と振り返る。
 初マラソンのタイムは4時間32分39秒。今年4月にボストン、ロンドンと立て続けに出場し、ロンドンでマークしたタイムは3時間42分4秒と、1時間弱も縮めた。ロイター通信によると「テニスをしていた時は、こんなにも精神的に強くなかった」。
 今秋にシカゴを走り、来年、東京とベルリンで残る2レースに臨む予定。マラソンでの五輪出場については「考えていない」と笑うが、プイグさんにとって走ることが「新たな人生」となった。(時事)

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