観光船再引き揚げへ準備 26日にも海面上に―知床沈没事故

東京, 5月25日, /AJMEDIA/

 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)などは25日、えい航中に海底へ落下したカズワン船体を再び引き揚げるための準備作業に着手した。26日にも海面上に引き揚げ、早ければ27日に網走港(網走市)へ運ぶ予定。
 また、同本部は25日、ロシア側が北方領土・国後島西方の海域で収容したリュックサックが24日に、死亡が確認された乗客の家族に引き渡されたと明らかにした。
 同本部によると、25日は海上保安庁と契約した専門業者の無人潜水機で、スリングと呼ばれるナイロン製のベルトを取り付けるなど作業を進める。落下事故を受け、より強度があるスリングを用いる。深い海に潜る特殊技術「飽和潜水」は行わない。

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