複雑な海流で捜索難航 海難専門船が現場へ―不明12人、7日で発生2週間・知床事故

東京, 5月07日, /AJMEDIA/

 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故は7日、発生から2週間となった。第1管区海上保安本部(小樽市)などは船舶や航空機による行方不明者12人の捜索を続けるが、複雑な海流の影響で難航している。
 7日午後にも、海難事故を専門とする民間業者のサルベージ船が網走港に入港する。その後、現場海域に移動し、同本部などと不明者の捜索と船体引き揚げに向けた準備を進める。
 カズワンは水深約120メートルの海底に沈んでいるが、海上保安庁の潜水士が潜れるのは60メートル程度が限度とされる。民間船到着後は無人潜水機による調査を実施。5月中旬にも、特別な設備で潜水深度の水圧に体を慣らして潜る「飽和潜水」という技術を用いて船内の捜索を始める。

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