米国務長官がロシアに警告、ウクライナ侵攻なら「深刻な結果」

東京, 12月03日, /AJMEDIA/

ブリンケン米国務長官はロシアに対し、ウクライナへの軍事行動を起こせば「深刻な結果」を招くことになると警告した。ロシアは、ウクライナの親ロシア派分離主義勢力への攻撃リスクが高まっていると主張している。

  2日の米ロ外相会談前にブリンケン氏は、「ロシアによる新たなウクライナ侵攻計画を深く懸念している」と述べ、今が「重大な局面だ」と発言した。一方でロシアのラブロフ外相は、米国と北大西洋条約機構(NATO)が東方にこれ以上拡大した場合、ロシアにとって脅威になると述べた。

  両者はストックホルムで30分会談し、バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領による対話への道筋を付けたとみられる。インタファクス通信はリャブコフ外務次官の発言として、ロシア側は米ロ首脳電話会談を数日以内に実施することを望んでいると報じた。バイデン大統領は先週、ウクライナ危機についてプーチン大統領と近く話すだろうと語っていた。

  ウクライナ国境付近にロシア軍が集結していると米国が指摘して以来、米ロ関係は緊張が高まっている。

  ロシア大統領府のペスコフ報道官は2日、記者団に対し「ウクライナでの軍事行動のリスクはなお高い」と述べ、ウクライナ軍と分離主義勢力との間で「挑発的な行動がますます激化している」と続けた。

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