米主導連携をけん制 中国高官、電話会談で

東京, 5月19日, /AJMEDIA/

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は18日、中国の楊潔※(※竹カンムリに褫のツクリ)共産党政治局員と電話で会談し、ロシアのウクライナ侵攻などについて協議した。楊氏は東京で24日に開かれる日米豪印4カ国(クアッド)首脳会議を念頭に「徒党を組み、敵対するいかなるたくらみも思い通りにいかない」とけん制した。米中両政府が発表した。
 中国外務省の発表によると、楊氏は「台湾問題は中米関係において最も核心的な問題だ」とも指摘。「台湾カードに固執し、誤った道を一層歩むなら、情勢を危険な境地にまで導く」と米側に警告し、バイデン政権の姿勢に反発した。
 一方、サリバン氏は18日の記者会見で、北朝鮮が核実験や長距離ミサイル発射を近く行う恐れがあり、電話会談では「北朝鮮問題も取り上げた」と明らかにした。北朝鮮が軍事挑発を自制するよう、サリバン氏は「後ろ盾」である中国に影響力を行使することを求めたもようだ。
 サリバン、楊両氏の会談は3月にローマで行われて以来。

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