米下院議長選、6回投票も決まらず トランプ氏説得も効果なし

東京, 1月5日, /AJMEDIA/

米連邦議会下院(定数435)では4日、前日に続き議長選挙の投票が行われた。多数派を握る共和党の内紛のあおりで、どの候補も過半数を得られず、計6回の投票でも決着がついていない。トランプ前大統領は共和党の造反グループに矛を収めるよう呼び掛けたが効果はなく、今後の展望が開けない異常事態に陥っている。
 開会2日目のこの日は、正午すぎに投票が始まった。共和党議長候補のマッカーシー院内総務は前夜、造反グループの説得に奔走。トランプ氏も4日朝になって「マッカーシー氏に投票する時だ」と支持を表明した。だが、結果は共和党20人が造反。さらに1人が白票を投じ、状況は前日より後退した。
 4日は3回の投票が行われたが、状況は変わらず休会に。民主党は212人(欠員1=当選後死亡)の議員全員が、ジェフリーズ同党院内総務に投票した。議長が決まるまで議会活動を始められないため、下院は機能不全が続くことになる。
 バイデン大統領は4日、下院の混乱について、記者団に「恥ずかしい。世界が見ている」とあきれ返った。

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