米、0.75%大幅利上げ インフレ抑制へ27年半ぶり―7月も一段の引き締め・FRB

東京, 6月16日, /AJMEDIA/

米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、通常の3倍となる0.75%の利上げを決めた。引き上げは3会合連続で、0.75%の上げ幅は1994年11月以来、約27年半ぶり。パウエル議長は記者会見で、7月も大幅な利上げに踏み切る可能性に言及。歴史的な高インフレの抑制へ、積極的な引き締めを続ける方針だ。
 今回の利上げにより、政策金利は年1.50~1.75%となる。同日の連邦公開市場委員会(FOMC)で賛成10、反対1の賛成多数で決定した。カンザスシティー連邦準備銀行のジョージ総裁が0.5%の利上げを主張し、反対票を投じた。
 パウエル氏は会見で、7月の次回会合での判断が「0.5%か0.75%の利上げとなる公算が大きい」と明言。大幅な引き上げを続ける考えを示した。日米の金利差がさらに広がり、円安・ドル高の流れが強まりそうだ。

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