米、ミサイル発射実験延期 対中関係悪化避ける

東京, 8月5日, /AJMEDIA/

米ホワイトハウスは4日、今週予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を延期したと発表した。ペロシ米下院議長の台湾訪問で中国が軍事的挑発を強めていることを踏まえ、対中関係のさらなる悪化を避ける狙いがある。
 カービー戦略広報担当調整官は記者会見で「中国が台湾周辺での軍事演習で地域情勢を不安定化させている」と批判。その上で「米国は誤解を招くリスクを減らし、責任ある振る舞いを示す」と述べた。
 一方で、米国防総省が横須賀を母港とする空母「ロナルド・レーガン」を中心とする打撃群を台湾周辺に展開していると表明。「状況を監視するためにとどまる」とも説明した。
 米空軍は今週、西部カリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地からICBM「ミニットマン3」の発射実験を予定していた。カービー氏は再開予定を「近い将来」と説明したが、具体的な日時は明らかにしなかった。

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