立・共「閣外協力」棚上げ 参院選1人区、共闘は限定的

東京, 5月10日, /AJMEDIA/

 立憲民主党の西村智奈美幹事長と共産党の小池晃書記局長は9日、国会内で会談し、参院選協力に当たり、昨年の衆院選で両党が結んだ「限定的な閣外からの協力」を棚上げすることを確認した。1人区の候補者調整は勝利する可能性が高い選挙区を優先することで一致した。
 両党は3月、1人区の協議入りで合意。協力に当たり、共産は閣外協力の合意維持を求めたが、立民は参院選では不要と譲らなかった。会合後、西村氏は記者団に「政権の枠組みの議論は横に置く」と説明。小池氏も記者会見で「今回は横に置くことになった」と認め、「その結果、候補一本化はかなり限定された選挙区で行うことになる」と指摘した。
 この後、民間団体「市民連合」は立民、共産などに対し、1人区での共闘を求める政策要望書を提出。4本柱の項目で構成される要望書は、昨年の衆院選で提言した安全保障関連法の違憲部分の廃止について項目には盛らず、前文で触れるにとどめた。立民、共産は要望書を踏まえ、候補者調整を進める方針。

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