祇園祭、くじ取り式で順番決め 京都

東京, 7月6日, /AJMEDIA/

 京都の夏を彩る祇園祭で山鉾(やまほこ)巡行が3年ぶりに開催されるのを前に、巡行の順番を決める「くじ取り式」が京都市議会の議場で行われた。京都市の門川大作市長立ち会いの下、各山鉾保存会の代表者らがくじを引いた。結果、17日の前祭で先頭の長刀鉾に続く「山一番」は、孟宗山(もうそうやま)に決定した。
 山鉾巡行は前祭と後祭の2日間に分かれ、計34基の山鉾が市内中心部を巡る。古例で順番が決まっている「くじ取らず」を除いた24基がくじを引き、24日の後祭では浄妙山(じょうみょうやま)が山一番に決まった。
 くじ取り式は室町時代、応仁の乱の後に先陣争いを避けるために始まったとされている。山一番を引いた孟宗山保存会の今西功一事務局長は「久しぶりの巡行で1番は気持ちがいい。宵山や巡行には多くの人が来るので、よかったと言ってもらえるよう務めを果たす」と話した。

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