独中、緊張緩和アピール ウクライナ関与を評価―外相会談

東京, 5月10日, /AJMEDIA/

【ベルリン時事】中国の秦剛国務委員兼外相は9日、ベルリンを訪問し、ドイツのベーアボック外相と会談した。両外相は気候変動対策などで協調する方針を確認。4月に北京で会談した際に台湾問題などを巡って生じた緊張の緩和をアピールした格好となった。中国側には、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)での対中圧力を少しでも緩めたい狙いがありそうだ。
 会談後の共同会見で、ベーアボック氏は、ロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領と、独自の和平案を示す中国の習近平国家主席が電話会談したことを「良いことだ」と評価。秦氏は「できるだけ早く戦争を終わらせるために建設的な役割を果たす」と述べ、ドイツなどと意思疎通を図る考えを示した。

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