犠牲者に祈り、復興誓う 北海道地震4年で追悼式

東京, 9月3日, /AJMEDIA/

 最大震度7を観測し、44人が犠牲となった北海道地震の発生から4年となるのを前に、大きな被害を受けた厚真町で3日、追悼式が行われた。遺族ら約80人が参列し、犠牲者の冥福を祈り、復興への誓いを新たにした。
 式典では黙とうの後、宮坂尚市朗町長が式辞を述べ、「『決して諦めない町』として、誰一人取り残さず復旧復興に挑戦していく」と決意を語った。遺族代表として両親を亡くした中村清人さんが「日常を取り戻しつつあるが、もし両親が生きていたら、と思う。これからも家族で仲良く、両親がしてくれたような当たり前の生活をしていきたい」と涙ながらに話した。
 新型コロナウイルス感染防止のため、町外から来賓を招かず、出席者数を減らして実施。終了後、会場で自由に献花できる時間を設けた。
 地震は2018年9月6日午前3時7分に発生。災害関連死3人を含む44人が死亡し、住宅2300棟以上が全半壊した。地震による火力発電所の停止などで、道内全域が停電する国内初の大規模停電(ブラックアウト)が起きた。

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