水俣病慰霊式3年ぶり実施 コロナ対策で参列者減らし―熊本

東京, 5月02日, /AJMEDIA/

 水俣病の公式確認から66年を迎えた1日、熊本県水俣市で犠牲者の慰霊式が行われた。遺族代表や市長ら計17人が参列し、犠牲者を追悼した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2年連続中止されていたため、3年ぶりの実施となった。
 新型コロナ対策で、参列者の数を例年より減らし、式の様子は動画投稿サイト「ユーチューブ」で初めて配信された。
 「水俣病出水の会」の会長を務めた故尾上利夫さんの妻マツミさん(75)=鹿児島県出水市=が遺族代表として出席。水俣病裁判での苦労を涙ながらに語り、「犠牲となられた皆さま、安らかにお眠りください」と祈りの言葉を読み上げた。山口壮環境相や蒲島郁夫・熊本県知事、原因企業のチッソ社長はオンラインで出席した。

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