民事記録、地裁が廃棄 埼玉・桶川ストーカー事件

東京, 2月3日, /AJMEDIA/

 埼玉県桶川市で1999年、女子大学生の猪野詩織さん=当時(21)=が刺殺された「桶川ストーカー事件」で、両親が県に損害賠償を求めた民事訴訟の記録をさいたま地裁が廃棄していたことが2日、地裁への取材で分かった。記録を事実上永久保存する「特別保存」の対象にはなっておらず、地裁は保存期間満了に伴い、2012年2月に廃棄したとしている。
 廃棄されたのは、県警が捜査を怠ったために殺害されたとして、両親が県に約1億1000万円の損害賠償を求めた民事訴訟の記録。03年の地裁判決は訴えの一部を認め、県に550万円の支払いを命じ、最高裁で06年に確定した。判決文は保存されているという。

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