正恩氏「核弾頭を飛躍的増加」 戦術核生産、新ICBM開発も―北朝鮮

東京, 1月1日, /AJMEDIA/

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、党中央委員会総会での報告で、戦術核兵器の大量生産の必要性を強調し、「核弾頭保有数を飛躍的に増加させる」よう指示した。朝鮮中央通信が1日、報じた。正恩氏は、新たな大陸間弾道ミサイル(ICBM)を開発し、近く初の軍事偵察衛星を打ち上げる方針も表明した。
 北朝鮮は1日、短距離弾道ミサイル1発を日本海に発射した。新年初日の発射は異例。12月31日にも日本海に短距離弾道ミサイル3発を撃っていた。同通信は両日に発射した弾道ミサイルについて「超大型放射砲」の試射だったと伝えた。
 総会は平壌で、12月26~31日に開かれた。正恩氏は報告で、米国や敵対勢力が「人類史上類例のない圧殺策動」を実行していると非難。米国や敵対勢力に強硬な対決姿勢で臨む構えを示し、核戦力の強化を強調した。
 新型ICBMについては「迅速な核反撃能力を基本使命とする」と説明した。燃料注入に時間のかかる液体燃料に比べ、短時間で発射できる固体燃料のICBM開発を意味するとみられる。偵察衛星の打ち上げは「最短期間内」に行うという。
 正恩氏はまた、「抑止が失敗した場合には、核武力は第2の使命を決行することになるだろう」と述べ、核の先制攻撃も辞さない考えを改めて示した。

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