東京, 5月20日, /AJMEDIA/
札幌の浅野が止まらない。３試合連続ゴールを挙げ、チームを２０１９年以来の３連勝に導いた。殊勲のヒーローはお立ち台で「最高です」と叫んだ。
決定力を欠き、停滞したムードも漂っていた１―１の後半２７分。右サイドから金子が突破してクロスを上げた。これを浅野が頭で決めて勝ち越し。「絶対にあそこに上げてくれると思った」。好調のチームをけん引する２６歳から力強いガッツポーズが飛び出した。
試合を通してサイド攻撃も光った。前半から相手ゴールを脅かし続けたのが、決勝点をアシストした金子の推進力。寄せの速い京都に対し、福森らがロングボールを送ってチャンスを演出。先制した場面も、金子が中へ入れたボールからＰＫをつかんだ。
５月はチームが目指す攻撃サッカーが機能し、前節に総得点数トップに躍り出た。今季加入した浅野がかみ合い、相乗効果を生んでいる。ペトロビッチ監督は「一人ひとりの選手が役割を果たし、それぞれが機能したと思う」と充実した表情で振り返った。
