極右7万人がデモ パレスチナ人と衝突、負傷者も―エルサレム

東京, 5月31日, /AJMEDIA/

エルサレム旧市街で29日、ユダヤ人極右勢力らがパレスチナ人が暮らす地区を大挙してデモ行進した。反発するパレスチナ住民とイスラエル治安部隊などが衝突し、赤新月社によれば、パレスチナ人79人が負傷した。
 この日は1967年のイスラエルによる東エルサレム占領の記念日に当たる。エルサレム市内での行進には約7万人が参加し、イスラエル国旗を誇示。一部は「アラブ人に死を」と叫んだ。これに対し、パレスチナ側は屋根の上から物を投げつけるなどして対抗した。
 エルサレムには3000人以上の警官が配備され、「騒乱を引き起こした」として60人以上が拘束された。占領地ヨルダン川西岸でもパレスチナ人とイスラエル治安部隊の衝突が発生した。
 旧市街の入り口にいたオフェル・アマルさん(18)はAFP通信の取材に「ここはわれわれの国だ。それだけだ。パレスチナ人は客人にすぎない」と話した。

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