本田外務大臣政務官のアゼルバイジャン訪問

東京, 5月06日, /AJMEDIA/

5月5日、本田外務大臣政務官は、アゼルバイジャンの首都バクーでババエフ・アゼルバイジャン環境天然資源大臣(日アゼルバイジャン経済合同委員会アゼルバイジャン側議長)と会談しました。本田政務官は、アゼルバイジャンは国際的なエネルギー安全保障や地域の安定と発展の鍵を握る重要な国であり、日本の大切なパートナーであると述べました。ババエフ環境天然資源大臣は、アゼルバイジャンの独立以来30年にわたり日本は常に友人であった、二国間の経済関係は順調に発展しており、今後は脱炭素社会の実現を見据え、グリーンエネルギーの分野等でも協力を進めていきたい、本年秋には経済合同委員会がバクーで開催される予定であり、多くの日本企業の来訪を心待ちにしていると述べました。また、会談の機会を捉え、本田政務官からババエフ環境天然資源大臣に対し、令和4年度春叙勲(旭日重光章)の授与が行われました。

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同日、本田政務官は、バイラモフ外務大臣と会談しました。バイラモフ外務大臣は本田政務官のアゼルバイジャン訪問を歓迎し、外交関係樹立30周年の機会に行われた今回の訪問は二国間関係に弾みを与えるものになったと述べました。本田政務官は日本とアゼルバイジャンの外交関係樹立以来30年、政治、経済分野を始めとする人的交流を積み重ねて着実に友好関係を深化させてきたと述べ、双方は文化行事などを通じて相互理解を強化していくことで一致しました。ウクライナ情勢に関し、本田政務官はロシアによるウクライナ侵略を強く非難し、法の支配及び自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けてアゼルバイジャンとも連携していきたいと述べました。バイラモフ外務大臣からは、今回の事態は地域全体に甚大な影響を与えるものである、アゼルバイジャンは一貫してウクライナの主権と領土一体性を支持している、国際法の原則に基づいて平和的に問題が解決されることを望んでおり、アゼルバイジャンは仲介の用意がある旨をウクライナとロシアの双方に伝えているとの説明がありました。バイラモフ外務大臣は、最近のナゴルノ・カラバフ問題について説明し、アゼルバイジャンは平和的な方法で解決を追求していると述べました。

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同日、本田政務官はアゼルバイジャン議会を訪問し、ガファロヴァ議会議長及びアガザーデ対日友好議連会長と会談しました。双方は、日本とアゼルバイジャンとの間では議員交流が活発に行われていることを歓迎し、ガファロヴァ議長は外交関係樹立30周年の機会に日本側議連のアゼルバイジャン訪問等を実施して交流を一層促進したいとの希望を述べました。

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同日、本田政務官はジャバロフ経済大臣と会談し、二国間経済関係を中心に意見交換を行いました。ジャバロフ経済大臣は、アゼルバイジャンは石油やガス等の化石燃料からの転換を図る方向へ進みつつある、グリーンエネルギーの分野など日本の企業がアゼルバイジャンで果たせる役割がある、既に多くの日本企業が進出しているが、一層の進出を望んでおり、アゼルバイジャン政府としてしっかりサポートすると述べました。本田政務官は、日本がこれまで17か国との間でJCM(二国間クレジット制度)を締結しており、引き続きJCMを推進したい、アゼルバイジャン側に関心があれば大使館を通じて詳細を説明したいと述べました。

©Ministry of Foreign Affairs of Japan (MOFA) (外務省)

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