最多55組がアート発信 奥能登国際芸術祭、作家追加決定 田中泯さんダンス披露

東京, 3月25日, /AJMEDIA/

珠洲市で9月に開幕する奥能登国際芸術祭2023(北國新聞社特別協力)に、過去最多となる作家55組の出品が固まった。14カ国・地域の有名アーティストが能登半島の先端で、来場者の五感を揺さぶるアートの世界をつくり上げる。ダンサーの田中泯(みん)さんが初参加し、奥能登の文化に根ざした独創的な踊りを披露する。

 3回目となる芸術祭は9月2日~10月22日、珠洲市全域で行われる。作品は屋内外に展示され、現代アートと奥能登の風土が融合し、地域の魅力を高める。新たに46組の参加が内定した。

奥能登を舞台としたNHK連続テレビ小説「まれ」に出演した田中さんは、2021年の前回芸術祭に来場したことが縁で参加が決まった。ダンスは江戸時代以降の民具が収蔵展示されている民俗博物館スズ・シアター・ミュージアムを会場に、奥能登の歴史や生活などに触発されて生み出される「場踊り」を行う。

 英国を代表する彫刻家のリチャード・ディーコンさんは能登半島の先端に位置する珠洲の特徴に関心を持ち、空からの光を生かす彫刻を海岸に設ける予定という。

 各地に親子連れも親しめる作品を配置するほか、出展作家による親子で参加できるワークショップも企画する。26日に珠洲商工会議所で開く芸術祭実行委員会総会で詳細が発表される。作家は今後も増える予定で、随時公表する。

  ●新規作品を出展する作家

 ハイグ・アフメド(アゼルバイジャン)シリン・アベディニラッド(イラン)アナ・ラウラ・アラエズ(スペイン)マリア・フェルナンダ・カルドーゾ(コロンビア)ソル・カレロ(ベネズエラ)徐震(中国)リチャード・ディーコン(英国)ハウ・フア・ランジーゴン(台湾)N・S・ハーシャ(インド)アレクサンドル・ポノマリョフ(ロシア)植松奎二、牛嶋均、梅田哲也、奥村浩之、小野龍一、OBI、北山善夫、久野彩子、栗田宏一、劇団三毛猫座+熊田悠夢、小山真徳、SIDE CORE、佐藤悠、さわひらき、鈴木泰人、杉谷一考、世田谷シルク、泰然+きみきみよ、田中信行、田中泯、のらもじ発見プロジェクト、原嶋亮輔、坂茂、ひびのこづえ、弓指寛治、嘉春佳、吉野央子(以上日本)

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