日韓、防衛関係改善へ一歩 米交えミサイル対処訓練

東京, 8月17日, /AJMEDIA/

 防衛省は16日、海上自衛隊と米韓両国の海軍による弾道ミサイルの探知・追尾訓練を、ハワイ沖で実施したと発表した。冷え込んだ日韓防衛当局間の関係改善へ一歩踏み出した格好。ただ、2018年末の韓国軍艦艇による自衛隊機への火器管制レーダー照射が、依然として正常化の障害になっている。
 訓練は、8~14日に行われた日米韓3カ国とオーストラリア、カナダによるミサイル警戒演習「パシフィック・ドラゴン」の一環。弾道ミサイルの模擬弾を実際に発射し、迎撃の手順や情報共有の方法などを確認した。
 日米韓による共同訓練の公表は17年12月以来。3カ国の連携を重視する米側は、日韓双方に関係改善を再三働き掛けてきたが、日本側は「レーダー照射で韓国側の説明が不可欠だ」(防衛省幹部)と難色を示していた。

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