日野自と三菱ふそう、経営統合へ 新会社設立、「対等な立場で」

東京, 5月31日, /AJMEDIA/

 日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは30日、経営統合に向けて基本合意したと発表した。商用車の開発や部品の調達、生産分野で協業する。両社統合へ持ち株会社を設立し、その株式を日野自の親会社であるトヨタ自動車と、三菱ふそうの親会社である独ダイムラートラックが同じ割合で保有。水素をはじめ次世代技術の開発で協力し、統合会社の競争力を支える。
日野自、重量税の増額分補償 7万7000台―燃費不正

 エンジンの認証不正で大規模な出荷停止に見舞われた日野自は、2023年3月期に純損益が1176億円の赤字に陥った。新たな4社の枠組みで経営を立て直す。
 同日夕に東京都内で記者会見を行い、トヨタの佐藤恒治社長は「三菱ふそうと日野自動車は対等な立場で統合する」と強調。ダイムラートラックのマーティン・ダウム最高経営責任者(CEO)は「アジアのトラック市場における真のリーダーにしていく」と述べ、開発や調達、生産における事業の効率化を図る考えを示した

Follow us on social

Facebook Twitter Youtube

Related Posts