改良型ワクチン接種開始 高齢者優先、来月12歳以上に―オミクロン対応・厚労省

東京, 9月20日, /AJMEDIA/

 新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良型ワクチンの接種が20日午前、一部地域で始まった。ワクチンは19日から全国へ配送されており、準備の整った自治体から順次開始される。厚生労働省は当面、4回目の接種となる60歳以上の高齢者らを優先し、10月中旬以降は2回目までを終えた12歳以上に拡大する。
 過去最多の感染者数となった今夏の「第7波」のピークは過ぎたものの、年末年始の感染再拡大や季節性インフルエンザとの同時流行が懸念されている。このため政府は、1日100万回を超えるペースでワクチンを打つ体制を整備し、全ての希望者への年内接種完了を目指す。職域接種も実施する。
 改良型の接種では、12日に特例承認された米ファイザー社と米モデルナ社製の2種類のワクチンを使用する。ファイザー製は12歳以上、モデルナ製は18歳以上が対象。いずれも中国・武漢由来の株とオミクロン株「BA.1」に対応する「2価ワクチン」で、現在主流の派生型「BA.5」にも効果がある。

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