復旧作業後に新たな不具合 「全面復旧」に遅れ―KDDI

東京, 7月5日, /AJMEDIA/

 KDDIは4日夜の記者会見で、3日夕方に復旧作業を完了した後、交換機に新たな不具合が判明したことを明らかにした。これにより、データ通信がほぼ回復した後も音声通話が利用しづらい状況が継続。全面復旧が遅れる一因となった。
 KDDIは4日夜まで新たな不具合が確認された事実を公表しておらず、情報提供の在り方も問われそうだ。
 この交換機は、データ通信網を利用して音声通話を行う「VoLTE(ボルテ)交換機」と呼ばれる設備。新たな不具合は、全国に設置している18台の交換機のうち6台で発生した。6台を通信網から切り離した後は、音声通話も安定したという。
 KDDIの吉村和幸専務は会見で、スマートフォン時代に対応するためシステムが複雑化していると指摘。「そこに対する処理を復旧手順の中で考えていかなければいけない」と語った。

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